編集方針
判定の一貫性と、誤ったときに直せる仕組みを担保するための方針です。 方針を改めた場合は、改めたこと自体をこのページに記します。
第一検証の対象
記事で扱うのは、流布している言説です。人物ではありません。 そのうえで、言説の出どころをどこまで記すかは、対象によって分けます。 一律に伏せることはしません。検証の対象が分からなければ、 読者が原典に当たって確かめられないからです。
媒体が公表した記事は、媒体名と記事名を記します
週刊誌、新聞、テレビ、ウェブメディアの記事を検証する場合、 媒体名と記事の見出し、掲載日を記します。可能なら記事へのリンクも添えます。 これらは法人が公表した著作物であり、公共の利害に関する事実です。 伏せるほうがかえって不誠実で、検証としての値を損ないます。
記事は消されることがあります。検証に取りかかる前に保存版を確保し、 その所在も併せて記します。
公人が実名で公に述べた言説は、実名を記します
公職者、議員、評論家などが、記者会見や署名記事など公の場で述べた言説については、 氏名と立場、述べた場を記します。 ただし対象は述べられた内容に限ります。人物の評価や、 その発言と関係のない事柄には踏み込みません。
一般の個人の投稿は、発信者を特定しません
X、YouTube、掲示板、ブログなどにおける一般の個人の投稿を扱う場合、 氏名、アカウント名、投稿へのリンク、画面の写しは載せません。 言説として述べ直したうえで検証します。
理由は四つあります。
- 引用すれば、当会がその投稿の拡散を広げることになります
- 読者による直接の抗議を招きます。それを促したと見られれば、 当会の責任が問われます
- 一般の個人には反論の場がありません。被害の大きさが釣り合いません
- 指摘した事実が正しくても、それだけで責任を免れるわけではありません。 刑法第二百三十条は「事実の有無にかかわらず」と定めています
なお、事業として運営され相当の規模をもつ発信は、媒体に近いものとして扱います。 この線引きは記事ごとに判断します。
この区分は仕組みで守っています
記事のデータは四つの区分のいずれかを選ぶ形になっており、 「個人の投稿」には氏名やアカウント名を書き込む欄がありません。 欄を増やして書こうとすると、公開の作業をした時点でエラーになります。 書ける場所がなければ書けません。注意力に頼らないための形です。
いずれの区分であっても、個人への抗議や連絡を呼びかける記事は掲載しません。
何をこのサイトに載せ、何を載せないか
当会はこのサイトのほかに交流サービス上でも発信しています。 扱う場を分けているので、その線を明らかにしておきます。
- 媒体の記事は、このサイトに検証記事として載せます。 あわせて交流サービス上でも指摘します
- 個人の投稿や個別の動画は、このサイトには載せません。 交流サービス上で、その投稿に対して直接応じます。 当会が引用して拡散を広げないためです
- まとまった観測ができたものは、調査記録としてこのサイトに載せます。 個々の投稿ではなく、広がり方や体裁の共通点を対象とするものです
一件見つけたという話は調査ではありません。 数を数え、方法を書き、言えないことを併記できるようになってから載せます。
第二出典
すべての記事に出典を一件以上付けます。 これは努力目標ではなく、サイトの構造として強制しています。 出典の記載がない記事、URLや確認日が欠けている出典を含む記事は、 公開の作業をした時点でエラーになり、公開できません。
加えて、根拠不明以外の判定を付ける記事には、法令・公式発表・議事録・一次史料・統計のいずれかを 出典に含めることを必須にしています。 報道だけを根拠に真偽を判定することはしません。
出典は次の順に優先します。
- 法令の条文
- 政府、宮内庁、国会の公表資料
- 国会会議録などの議事録
- 一次史料、公的統計
- 査読を経た研究
- 報道。上記の裏づけに補足を加える場合に限る
引用は必要な範囲に限り、原典へのリンクを必ず添えます。 確認日を記すのは、リンク切れが起きたときに追跡できるようにするためです。
第三判定
- 誤り
- 主張の中心部分が事実に反する。
- ほぼ誤り
- 一部に正しい要素はあるが、全体として事実に反する。
- ミスリード
- 事実そのものは概ね正しいが、文脈の省略や強調によって誤った印象を与える。
- 根拠不明
- 真偽を判定できる資料が確認できない。真偽が確定していないことを示す判定で、否定を意味しない。
- ほぼ正確
- 主張は概ね事実に沿うが、補足すべき点がある。
- 正確
- 主張は資料で裏づけられる。
「根拠不明」の扱いには注意が必要です。 これは主張を否定する判定ではなく、真偽を確かめる資料が見つからないという意味です。 資料がないことを根拠に「誤り」と判定することはしません。
評価が分かれる論点、価値判断を含む主張には判定を付けません。 制度をどう改めるべきかは検証の対象になりませんが、 制度が現在どうなっているかは検証の対象になります。
第四訂正
誤りの指摘は歓迎します。根拠を示していただければ確認し、 誤りが確認できた場合は次のように対応します。
- 本文を訂正し、訂正した日付と内容を記事に記載する
- 記事を削除して済ませることはしない。訂正の痕跡を残す
- 判定が変わる場合は、変更前の判定も記載する
軽微な誤字や表現の調整は記載しません。 事実関係、出典、判定に関わる変更はすべて記載します。
窓口
- 電子メール info@banseiikkei.com
- X @banseiikkei_com
返信や引用でのご指摘も見ています。 公開の場でのやりとりのほうが、経緯が誰にでも辿れます。
根拠を添えてお送りください。確認のうえ訂正した場合は、 訂正した内容を記事に記載します。 個別の返信をお約束するものではありませんが、 訂正した事実は必ず公開の形で残します。
第五立場
当会は皇統の継承を重んじる立場から運営しています。その立場を隠しません。
ただし、立場に沿う言説を検証しないという扱いはしません。 自らの立場に都合のよい誤情報も、都合の悪い正確な情報も、同じ基準で扱います。 それをしなければ、検証という作業そのものに意味がなくなります。